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合皮・人皮の違い

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「合成皮革と人工皮革はどう違う?」

この写真でどちらが合成皮革か人工皮革かわかりますか?
ほとんどの方がどちらも同じように見えるのではないでしょうか・・・

そうなんです。表面はどちらも同じポリウレタン100%であり外観表現も同じ工程で製造されています。そのため、平面的に見ただけでは区別がつきません。

では、その違いとは?

合成皮革織布・編布

人工皮革不織布

合皮と人皮の違いは裏基布にあります。裏基布に織・編布が使用されているものが合成皮革。裏基布に樹脂を絡ませた三次元極細不織布を使用しているものが人工皮革なのです。

図:ベン図

海外では一般的に人工的に作られるレザーはすべて合成皮革であり、synthetic leatherやman-made leatherなどと呼ばれ区別されることはありません。
日本ではそのそれぞれの持つ特性を活かして使用されるため、合成皮革、人工皮革と区分されています。

これはどっち?って思われたら、裏基布を確認してみてください。意外と簡単に見分けることができるかもしれません。

合成皮革

織布・編布などを基布としたもである。厚みや張りの硬さ、伸縮性などもさまざま可能なため用途に応じての風合いの追求はもちろん、色彩や意匠外観も自在に表現できる。
基布そのものがマイクロファイバーベース(人工皮革)に比べリーズナブルなため二次・三次加工表現も多種多様にでき商品バリエーションも広い

人工皮革

牛・豚・羊から得られる皮革を人工的に再現したものでコラーゲン繊維構造に似た三次元極細不織布に樹脂を絡ませたものを基布としている。皮革により近い一体感を持ち、また、本皮同様に漉き加工も可能である。コバ塗りなども可能なため、製品の印象だけではほとんど本革と見分けがつかない。本革にはないストレッチ機能性をもたらすことができるのも人工皮革の大きな魅力。